ここは、太陽系、第三惑星――アース。
マウス暦、2544年。
宇宙開拓も進み、太陽系の外にある星系から、宇宙人が遊びに来るようなご時世。
第一次宇宙戦争から、はや四年。
不参加だったアースにも戦争の火種は及んだ。
そのため、中立の大星ヒポクリットの第十二代星王、レオ王と平和締結を行った。
だが、改善は一時的で、最近では一般人に被害が及ぶ例もあった。
そして、その事件をきっかけに、両星の重要幹部らが秘密裏に行動を起こした。
――そうして…今年、ある組織が密やかに結成された。――
* * * * * *
墜ちていきそうな闇の中、小さな子供のすすり啼(な)く声がしている。
「…にうえ…?
…ちらにいらっしゃるのです?」
私はそれを、ぽつんと遠くから眺めていた。
手を差し出してあげたい。
抱き締めて、頭を撫でて、安心させてあげたい。
『私は、ここにいるから』
と、渇いた口が形作る。
でも…。
声は出さなかった。
最も大切なモノを傷付けた。
誰でもいい!
私の咎を責めて欲しい。
私の罪を罰して欲しい。
私を忘れて欲しい…。
それで、幸せになって欲しい…。
* * * * * *
『――の第一皇子は未(いま)だ行方不明です。
では、次のニュース――』
「…!」
意識よりも、まず手が動いた。
目を開くと、白くぼやけた視界が段々と明確になっていく。
上司が、私のサングラスに手をかけて、目の前に立っていた。
「考え事か?
クリア」
胸にかけられたロケットが光る。
上司(カラー司令)の服装は、いつもとそう違わない。
黒と白のツートンカラーで彩られた質素な上下だ。
髪は、本来なら目にかかる長めの前髪に、ゆったりと余裕をもたせて右肩にシンプルなデザインのリボンで纏めている。
若い容貌なのに、一見すると老成して見える。
ストレートのセミロングの髪色が銀だからではない。
彼女の内にある何かが、見せているのだ。
それは、言動や所作からも窺い知れる。
上司は、包帯で両目を目隠ししている。
せのせいか、表情がつかみにくい。
今も私を見上げているが、怒っているのか呆れているのかは分からない。
私は、いつの間にか、ぼぉーとしていた頭を叩き起こした。
「いえ、申し訳ありません」
「なら良いのだが…」
そう言いながら、私の上司はサングラスから手を放した。
おそらく、からかっているのだろう。
上司は、私がサングラスを外せない理由を知っている。
外せないといっても、上司が目隠ししている理由よりはなんてことはない。
現に、一人の時や上司と二人きりの時は外しても構わない。
だが、私は外すと目が痛くなるので外さないのだ。
上司はよく「開ける目があるのなら、世界を見据えるべきだね」と言いながら、サングラスを外そうとする。
逆に、私が上司の目隠しを取ることはできない。
勿論、上司だからということもある。
しかし、外せない理由を知っているということが最もな理由だ。
「で、コーンヴェグの奴等…何か言ってきたかい?」
そう言いながら、座り心地の良いだろう黒い革張りの椅子に、手をかけて軽く押した。
どっしりとした台座に豪奢な座席の椅子は、座席部分が回転する珍しい作りだ。
今は、押されたことにより勢いよく回転している。
「上層部の方達ですか」
その回転する椅子を見つめていた。
この聞いているのか分からない様子を、クリアは不安になりながらも、部屋の片隅でサングラス越しに見守る。
クリアは、肩に少しかかるぐらいのシャギーの入った燃えるような赤い髪に、真黒いサングラス、首からかけた十字架が彼のいつものスタイルだ。
一見、神父のような感じにも見えるが、如何せん年不相応の血気盛んな性格が、会った者にマイナスイメージを抱かせる。
187cmという長身も、それに拍車をかける結果となっている理由(わけ)である。
「死に損ないのジジィ共の溜まり場さね」
まだ余力で回っている椅子に、タイミング良く流れのままに座ると、椅子は数回転して、まるで示し合わせたようにデスクの前にピタリと止まった。
「腰の重いジジィ共の返事はまだか…」
独り言のように呟いた。
しかし、自分言ったことに傷付いたように顔を曇らせていたのは、クリアは気付かなかった。
デスクの上に散乱したカードを何気なく二枚引いた。
「法皇に月…?
どういう意味ですか?」
「さぁねぇ」
法皇は協力者…つまり、第三者が現れることを示している。
月は見えない敵…裏切り…偽りの日々を示している。
見極める必要なんてない。
覚悟なんて…。
自分の小指にはまった、指輪にそっと触れた。
なんの装飾もないシンプル過ぎる指輪だ。
もう、したよ。
* * * * * *
「この夙見(シュクル)様に勝てると思っているの?
ふっふふふ」
アンテナと思(おぼ)しき、細い棒の先端に丸い物が付いたヘルメット。
回転するのか甲羅が開くのか、はたまた尻尾を引っ張るとラーメンの湯が湧くのかは一切不明だが、カメのマスコット型バックルに太いベルト。
空を飛びたいと一度は願った少年達の夢を、ことごとく玉砕滅却し裏切り葬り去ってきたあのマントを翻(ひるがえ)す。
その姿は正に、特撮ヒーロー。
そんなカメレンジャースーツに身を包む少女がいた。
女性だからか、色は白だ。
華奢な体型、141cmの身長は猫耳族にしても小さい部類に入る。
夙見ことカメレンジャーホワイトに、
「ふふ。手出しはしないでね」
と、黒いオーラを発せられながら言われたグレイこと竜淵(ロウエン)とグリーンこと夭乃厶(カノム)は、物陰に隠れ後ろを向いて固く目をつぶっていた。
「おい、いつにもまして寒気がするんだが」
灰色というより紫に近いカメレンジャースーツを、渋めに着こなすカメレンジャーグレイ。
ハスキーヴォイスで侍口調、184cmの長身を有するが故に、ファンの中にはグレイを男だと思っている者も少なくない。
確かに、そこまでくると女性だということ自体が考えずらい。
左口許のホクロは好評らしい。
正真正銘の狐尾族の女性だ。
「三時のおやつの時間を邪魔したからですよ」
戦隊モノで必ずと言っていい程「こんな奴いたっけ?」と言われる、緑色のカメレンジャースーツを見事なまでに正確に着こなし、そのオーラまで放つ。
自信喪失気味の、気弱そうな人族の少年。
身長157cm。
顔は悪くないが、平凡。
自信なさ気な表情が多い。
至って、特徴がないことが特徴の少年である。
「食べ物の恨み、恐ろしや」
「ほんに」
この会話の裏では、何かが折れて粉砕されていく音とつんざくような奇声(悲鳴)がしている。
「…どー考えても、足りないよぅ(泣)」
怒りを鎮めるべく、用意していたカメーンサブレを手に握りしめてグリーンは震えた。
「生まれてきたことを後悔させて、ア・ゲ・ル♪」
「どこからかラスボスのような台詞が聞こえるよぅ(泣)」
「後悔はもうしていると、拙者は思う…」
一際大きな音が響き、それに続き爆発音が轟くと、辺りは水を打ったように静かになった。
もう、奇声も何も聞こえない。
血の気がさぁーと引いていくのが、グレイとグリーンには感じられた。
「頭蓋骨が砕けたな」
「うわぁー!聞きたくないー!!」
そんなこんなでカメレンジャーグリーンは、今日も怯えながらお菓子を渡すのであった。
これから先、出撃の度に続くであろう恐怖…。
サブレの小気味よく割れる音でさえ、彼には違う恐ろしい音に聞こえるに違いない。
* * * * * *
意気揚々とジェットとセスナの店(ケーキやパンを売っているお店だ)で買った(勿論お金は夭乃厶が支払った)、ミルクソフトに粉砂糖を潜らせたようにトッピングをしたホワイトソフト(夙見専用ソフトクリームの略)を右手に、リサイクル紙コップの苺みるくジュースを左手に持って、ミーティングルームへと戻って来た。
「司令ぃ!
悪を根絶やしにして帰ってきましたぁ★
って…
キャーーー!!」
「ぎぃやーーー!!
ごめんなさいゴメンナサイ!」
自動扉が開いて数瞬後、夙見と夭乃厶は悲鳴を上げた。
そんな事に頓着せずに、竜淵は普通に部屋に立ち入る。
目に映ったのは、部屋の中央に据えられた大きなテーブルにヒトが突っ伏している姿だ。
焦点の定まらない半開きの目が、入ってきた扉の方を向いている。
それは、血溜りに転がった生首を連想させた。
「…死んでるな」
自然な動作で近付き、手首で脈をとるような動作をした後、ひどく真面目そうな顔でそう言った。
「いやいや、生きてる生きてる」
プロジェクターに映し出されている女性が言った。
「ぶつぶつ…
オハナバタケヲヌケレバァ…
ソコニハカワガアリマシタァー…」
「わわっ!? 行っちゃダメだよ!!
カァムバック!!」
「ららっ、壊れた?」
状況がやっと理解できた夭乃厶は、慌てて視界を塞いでいたグラグラとそびえる塔のようなケーキの箱を、手慣れた手付きでテーブルの上に一つずつ丁寧に置く。
実は夭乃厶は、夙見の声に驚いて叫んだだけなのだ。
置き終わると何やら視線をさまよわせた後、しどろもどろになりながら紅茶を入れに隣の給仕室に急いで行った。
夙見はそれを尻目に、完全に他人事だと思ったのか、もうそちらを見ようともせず、言葉ばかりの台詞をやや棒読みで皮肉ると、食べ終えたホワイトソフトの持ち手についていた紙を丸めて、離れた所にあるゴミ箱に巧く投げ入れた。
「司令…一体、何を!?」
驚愕の表情に顔を歪めながら、竜淵はプロジェクターに映し出された黒い革張りの椅子に腰を下ろした女性を仰いだ。
カラーだ。
カラーの傍らには、やはりあの神経質そうなサングラスの恐い男性が、ひっそりとしていながらも眼光鋭く仁王立ちしている。
「聞かない方が良いと思うね。
そう思わないかいクリア?」
顔を机に背けながら、カラーは後ろに控えたクリアに話を振る。
それに、事も無げにクリアは答えた。
「少し根性を叩き直してやっただけの事。
大した事はしていないな」
「!!」
唖然とする竜淵の耳に、またも信じられない予想を言う声が聞こえた。
「アレって、改造結果なのぉ!?」
↑違います。
「悪の組織の特権ですよ!
専売特許ですよ!? それは!」
↑正義の味方だってやってます。
三人は一体何を言っているのか初めは理解できなかったが、理解した途端、カラーは破顔し、クリアは頬を引きつらせて右の拳を握った。
そして竜淵は、下を向いて肩を小刻みに震わせている。
時折、むせる声が聞こえるのは、幻聴ではないはずだ。
「ははは。
愉快な若者(こ)達だね」
「きぃーーー!! 何それぇ!
ムカつくぅ!!!」
「笑う所じゃないはずです!
バカにしないでください!!」
「…馬鹿が」
「まぁまぁ、言わんとも皆、同じ穴のムジナだからね」
プロジェクター越しに口論を繰り返す四人。
夙見が映像を映している白い壁に殴りかかろうとするのを、夭乃厶が必死に止めたり、直接的にけなすクリアだったり、やんわりとカラーが毒を吐いていたりしている。
「確かに」
クリアに対する小さな賛同に、一人気付いた竜淵が、予想の前に夭乃厶の持って来たテトラポッドのティーパックをカップから出し、その上で上下に何度か振るとソーサーに置いた。
紅茶を陽里に手渡す。
受け取った陽里は、白い湯気の上がる紅茶に息を吹きかけながら二、三度口をつけると、そのままテーブルに置いた。
熱いのか、はたまた口に合わなかったのかは計り知れない。
「生きていたのか」
「うん。 司令の話の辺りからね。
意識はあったんだ」
本来の快活な緑色の瞳が、今や風前の灯のように危なげな光しか宿っていなかった。
竜淵は、正面から陽里の顔を少し眺めた後、心配そうに陽里の頬に自分両手をあて、包み込むようにした。
気のせいなのか、陽里の2、3時間前とは違いこけた印象がある。
「大丈夫なのか?」
「うん。 ありがと。 だいじょうぶ」
そう言い終えもしない内に、ビービーとまたもやビックリするような鋭く高い音が響いた。
部屋が赤く明滅する。
一斉に全員が身構えた。
すでに、その音が何なのかその場にいる全員が理解しているからだ。
『緊急事態発生!
何者かが虎に騎乗し、本部(ココ)に乗り込んできました。
至急、現場に向かい対処せ…!?』
「どうした!! 何があった!!」
突然オペレーターの声が止まる。
その声に、困惑したのかクリアが怒鳴るように聞き返した。
返ってきたのは、到底予想不能な言葉だった。
『きゃぁーー(はぁと)
カッコイイ(はぁと)』
「…」
「では、映像送って」
わなわなと右拳を握り締め、震わしているクリアを目にも留めず、カラーはそう言った。
『あ! …現在の映像を転送します』
カラーの映った映像が左半分、侵入者の映像がもう右半分に映し出される。
段々とカメラが遠望から近づいていき、ぴたりと一定の距離で止まる。
一体、いくつ隠しカメラを仕込んでいるのか疑いたくなる、ブレのほとんどない動画だった。
固定型カメラなのにだ。
まるで、カメラ自体が壁を自由自在に動いているような映像といえばわかりやすいだろうか。
「やーん(はぁと) カッコイー(はぁと)」
「そ、そんなぁ」
「拙者には分からん」
「悪そうなヒト」
「まぁまぁだね」
両手をあごの下で組んで、軽くあごを乗せる格好で夙見が、映像の映った壁に見惚れると、夭乃厶が何故か衝撃を受けて気分を沈ませていた。
竜淵と陽里は、色恋沙汰に興味がないためか、色眼鏡をかけずに見解を述べていた。
最初に乗り気だったカラーは、微妙そうな顔をしている。
どうやら、好みの顔ではなかったようだ。
「カッコイー。 トラ(はぁと)」
「え? トラ? …ふぅ、なーんだ」
「似た者同士だからだろうな」
「ヒトの話じゃないの!?」
夙見が付け加えた主語を聞いて、安心する夭乃厶。
竜淵は警報が鳴り響く中、自分で入れた湯呑みの緑茶を片手に、悠長に構えている。
仄かに上がる湯気が、風流だ。
「兎に角、来たよーん」
分厚い機械仕掛けの扉が、虎の爪で削り飛んだ。
鋭く尖った金属片が、いくつか飛んできたが、全て竜淵がゴミ箱を手にその中へ入るよう仕組んでいた。
湯呑みを手放さない心意気に感服だ。
「おや? もしかして、お前らが正義の味方を語っている馬鹿共か?」
相手が自分と同じくらいの年代だと知った男は、意外な事だったようで顔をしかめている。
巨虎に跨った、頭から足先まで黒ずくめの男は蔑みきった声色でそう言ったのである。
光すら差さない闇のような髪に、血に飢えた血色の瞳が特徴的な、魔の雰囲気の男だ。
黒髪に紛れてよく確認できないが、同じ色の三角の耳がのぞいている。
「馬鹿じゃない!!」
「救いようがない…が、付かなかっただけマシか…」
「まだ語ってない!!」
「テレビ映りは良かったのにぃ…
あーあ。 パス」
けなされているのに、肯定ととれる返答を様々な形で返していく隊員達。
呆れるカラーやクリアを想像していたが、いつの間にか回線が切れいていた。
扉が壊されたせいで、回線がおかしくなったのかもしれない。
「面白いが、お前らとはもうお別れだ」
虎が、男の視線の合図と共に、部屋の隅で全く目立ってなかった夭乃厶に襲い掛かる。
「おわぁ!?」
寸でのところで、竜淵が間に入り、持っていた湯呑みで虎の爪の攻撃を受け流した。
湯呑みにはヒビどころか、傷すら付いていない。
なんて丈夫な湯呑みなんだ。
と、感心している場合ではない。
「何ゆえ、この者を狙った?」
「雑魚から消していくのが、定石ってやつだろう?」
男は、口を笑ませて悦に入った口調でそう言った。
しかし、その瞳は静かな血の池のように穏やかで…
だからこそ、余計に恐怖を掻き立てていた。
「あ、ドーカン。
雑魚って、邪魔だし。
だけど経験値にはなるからぁ☆ ネ(はぁと)」
「ヒドい」
「シュクルのパシリは大丈夫よん。
なんてったって、大事な財布ですもの☆
キャハハハ☆」
夭乃厶にとって、味方もまた敵なのだった。
それも、敵よりも、かなり質(タチ)の悪い…。
「なるほど…これは…ククッ
どうやら、コチラの方が面白そうだ」
男は、突然笑い出したと思ったら、今まで乗っていた虎から飛び降りると、その虎の腹を蹴り上げた。
すると、虎の体が軽く浮き、着地の寸前で背中に踵落としを放った。
背中が奇妙に曲がり、何かが軋み…そして、折れる音が続いた。
その光景に、男を除くその場にいた誰もが唖然とした。
「コイツ、何やって…!?」
陽里の疑問符に答える男の目は楽しげに、足元で爆発を起こしながら消えていく虎の姿を見下げていた。
「俺の名は、樢縺(モクレン)。 仲間に入れろ」
「貴様は、寝返る為にココへ来たのか!!」
鋭くツッコミを入れたのは、見知らぬ獣だった。
ボサついた蒼銀の毛並みの、意思を感じさせる金の瞳の獣だ。
それに、不法侵入者のくせして偉そうな物言いだ。
「また、知らないモノが…ココって意外に警備薄い?」
陽里が前話の逃走劇を空しく感じて、愕然としている中、話を進める。
「あ゙ぁ。 寝返る? 違うね。
始めからあんたらには乗ってない。 魔狼ライオネルさんよぉ」
「くそっ、個人情報の漏洩で訴えるぞ! 貴様!!」
「あんたら悪人に、プライバシーや人権など無いね」
「いやいや、あるから(汗)」
完全否定する樢縺に、夭乃厶が助け舟を出すが、ライオネルはプライドが許さないのか、悪役にはお馴染みの言葉を置いて消えた。
「覚えてろ!
貴様らも、せいぜいそいつに寝首をかかれないよう、気を付けな!」
去り際に言った言葉で、「案外、イイ奴だな」と、竜淵は心中で微笑んでいた。
「おっと、どっかで聞いたことのある台詞だ。
デジャヴ?」
「夭乃厶ちゃん。 シフォンだしてぇ☆
シュクルゥお腹空いちゃったぁ☆」
「スンマセン、今お出しします!」
* * * * * *
逃げるようにして立ち去ったライオネルは、手鏡で自分の顔を眺める同胞を前に、怒りをぶつけていた。
元はといえば、樢縺を連れてきたのは、この女だからだ。
「シセル! どうか言ったらどうなんだ!!」
「…ドウカ」
「(プチ)…モナーク様に言いつけるぞ」
「はぁ? 子供?
アンタはさぁー、自業自得でしょ。
バッカじゃないのさ! 馬鹿犬」
☆次回予告☆
BATTLE3 トラブルメーカー に 明日はない!?
こうして、夙見を更に極悪にしたようなカメレンジャーブラックが仲間入りを果たした。
謎の悪の組織も出現して、厄介事に巻き込まれそうな予感。
まだまだ、分からない事ばかり。
だが、次回謎が謎を呼ぶ…
フレアマンの司令官の正体!
正義のために出動だ!
フレアマン!!(ウソ)
☆つづくんだカメ☆